2018年2月12日(月・振休)、16時20分ごろ。
私は岡山市民会館に到着した。

世間ではここ三日間のことを、さんれんきゅうと云うそうだった。
わたしは、そう呼ぶ必要がない。
土曜 はたらいて、日曜は午後にワークショップ、そのあとたまたま外食することになって、帰宅してから作業を始めて、日が回る前には済ませる事ができ、なんだかんだで睡眠時間を４時間さらって月曜もしごと。

その数時間後、岡山市民会館に到着したのである。

さすがにちょっと寝よう、と布団にきゅうと入ったが、ねたのかきをうしなったのかよくわからなかった。
数時間後にせまっているコンサートへ行く準備のための時間の逆算もうまく出来ない。

ていうか、何か食べな。

アツアツにお湯を沸かしたヤカンにぺたっとさわって、
あ、イカンあつい。と思うくらい、脳力がなくなっていた。


それでもやはり、何時間か後の事をおもうとだんだんからだがうごいてきた。
着替えて、持ち物（おもにチケット）をカバンにつめて、食べ物をからだにつめる。

バスに乗り、停留所で降り、会場までしばらくあるく。

・・・実感がわかない。
道に、だれもいない。
・・・ほんとうに、ライブ、ある？


杞憂だった。（そりゃな）

会場入口に、ヒトが見えた。近付くと、わんさといる。

知らない間に、早足になっていた。