わたしってものは、作家ではなく職人の気質。
友人からふいに 「職人のワザが好きだもんね」
と、言われたことがあって、

 うっ わあ。 ほんまや。

と、目を丸くした事がある。

建築物やら飛行機やら船やら海に架かる大橋やら
彫像やら織物やら刀剣やら土偶やら

人の手のかかったものに、きらめきを感じる。


私はここ数年はんこを作っているけれど
 愛でるはんこじゃなくて、
 使うはんこが作りたい。

だから、基本的にオーダーメイドでしか承りたくないんだな、と思いました。

や、お作りしたはんこを愛でていただきたいのは勿論なんですけどね!!
そうじゃなくって、なんかこう、”手元にあるだけでカワイイからうれしい~”っての、あるでしょ?!
むしろそれが 雑貨 の宿命というか、本分ではないかと思うのです、思うのよ!私もそう思うから!

でも、私の作るはんこに、その能力が宿ってないんですよね。

いや、はんこに能力が宿ってないんじゃない。
作るわたしに、その能力が宿ってないんじゃ。

かわいい雑貨を作る能力がない!

これだ。そうそう。
で、それ前提で、”使うはんこ”を作りたい、という気持ちがね、想いが、あるわけです。
能無しの遠吠えのような^^;
というよりも、勉強もしていないんだから、出来ないに決まってますよね。このやろう。

で、結局、わたしは 作家 ではなくて 職人 の気質なんだなと
思うわけですよ。

「立派な職人になってください!」
っていわれたのは
あながちまちがいじゃなかったじゃないか^^(ニヤニヤ)

さあ今日も職人作業 やるぜー!