邦題は「遠い空の向こうに」なのだけれど、
どうしても原題を使いたい。

「Rocket boys」の、アナグラムなのです。 

 


私の涙ハードルは、低くひくく、とてももろい。

だから、この作品を観てごうごうと泣いた、という事実は、この作品の評価にならない、と、思う。

でも、こういうのがすきなんだ。

愛でできている、作品が。
人の、人への、想いが。


原作本があります。
「ロケットボーイズ」著:ホーマー・ヒッカム・ジュニア。
元NASAの技術者さんが書かれた自伝小説。

1957年、10月。
ソ連が人類初の人工衛星を打ち上げた年。
アメリカの片田舎、小さな炭坑の町に生まれて育った高校生の主人公は、
この空をまっすぐに走る人工衛星の光に、心を動かされるのです。
そして、決意する。
自分の手で、ロケットを作ろう、と。

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ええとねーーー
まず、邦題!邦題どうにかしよう!ちがう!ちがうよね!!
もうそのまま、「10月の空」として、副題で~Rocket boys~とでもした方が絶対良いってば。
 「10月の空 ~Rocket boys~」
・・・だめ?だめか。そうかだめか。はい。

特筆、というか、見どころは、父と息子。友と友。恩師と教え子。
何度も書いてすまんが、人が人へ送る、きもち。

私が宇宙かぶれで、題材がロケット作り(ってそんな軽い感じじゃないのだけど大変なんだぞ!凄く血と汗なんだぞロケット飛ばすんだぞ!ロケットって簡単に飛ばせるロケットじゃなく、本当に一直線に空へ向かうやつだぞ!つてこだわってたら先へ進まぬので譲歩)だからっていうんじゃなくて、
宇宙どうこうってのは抜きにしても、 
それでも、やっぱり、私はこういう作品がすき。

本当に、おしげもなく、はじもなく、胸を張って泣きますよ。
涙を流したがらない人の意味が解らないです。
泣け、おまえら。
(誰にいっとんだ)

是非観て下さい。
もしもTSUTAYAに行って、何借りよっかなー、って、棚の前でぼんやりするような事があれば。

ね。